ゆうびんやのくまさんびっくりしないでね。23歳になる娘が今朝言ったことばです。毎年クリスマスには玄関に大きなくつしたを飾ります。娘たちが小さなときにはもちろんそこにサンタさんのプレゼントが…、大人になってからも毎年ツリーのオーナメントがふたつ入っているのでした。下の娘は朝起きると頭を突っ込んでオーナメントを取り出すのが恒例。さて、クリスマスだけは家で過ごしたいと言っていたその娘がほかに予定をいれたのは今年が初めてのこと。・・・というわけで(なのか?)、サンタさんは来なかったようです。彼女たちは今どきのお嬢さんだし現実的なお嬢さんです。でも、なにかをそっと信じたい、そっとその場所を残しておきたいと感じながら育ってくれたようにも思います。我が家のサンタさんはきっと次の世代へと引き継いでいってくれるのではないかな。今朝の娘、晴れやかな笑顔でした。

写真は「ゆうびんやのくまさん」(福音館書店)懐かしい!と思われる方も多いことでしょう。1967年の初版(日本)です。あったかいお部屋でこんな物語を読むクリスマスもいいよね